雪割草栽培の基本

●置き場・採光

 なんといっても『風通し』に一番気をつけましょう。

あまり風が強くても葉を傷めてしまいますが、風通しが悪いと根腐れ、病気の原因になります。
雪割草の自生地の様子は、主に落葉樹下に自生しています。常緑樹下では松林には自生しているところも見られますが、杉林にはほとんど自生していません。このようなことから、春花芽が動きだすころから新葉が固まるまでは自生地では落葉樹の葉が落ちて十分に日を浴びていますので、十分と日に当てて厚みのあるしっかりとした葉を作ります。ここでしっかりとした葉を作っておかないとその後の管理に相当気を使うことになります。新葉が固まった頃自生地では落葉樹の葉が生い茂ってきますので、しっかりと遮光を始めます。遮光率はだいたい70%ぐらいが良いとされていますが、もっと暗くしても構わないみたいです。秋の落葉の頃から降雪の頃までは自生地では生い茂っていた落葉樹の葉が徐々に無くなり、再び日を十分に浴びて株が充実する季節なので一時遮光を中止し、十分と日に当てます。降雪期以降春先の雪解けまでは自生地では雪の下なのでそれに近い環境を作るために、発泡スチロールのような断熱効果の高いものに入れて、温度が上がってしまうと花芽が動きだしてしまうので、温度が上がらないように注意し、軒下の日の当たらないところなどに置くと良いでしょう。しかし、実際問題として鉢数が多くなるとこのようなことは不可能ですから、遮光と風よけそれから大気の乾燥による乾きに十分注意をしながら管理します。雪割草自体は寒さには相当強い植物なので鉢が凍っても心配いりませんが、霜が降りてしまうと根が切れてしまうことが有るので注意が必要です。雪解けの頃になると気温も上昇し始め、雪割草も活動を再開しますので遮光をやめて十分日に当て、見事に咲き競う雪割草の花を楽しみましょう。